GROOVER SPECTACLES

かつて東京にも眼鏡生産工場が多く存在し、職人の技術も高く、眼鏡の産地で有名な「鯖江」の工場まで教えに行くほどでした。

機械化の進む鯖江産の眼鏡フレームに対し、手間の掛かる工程を何度も繰り返し生産される東京の眼鏡は、何年経っても美しい艶が失われる事がないのが特徴です。

※東京の眼鏡に関しては、前回の記事でご紹介していますので、そちらをご覧下さい。

日本最古の伝統製法と言える東京の眼鏡つくりですが、2011年を最後に途絶えてしまいます。

失われてしまった「MADE IN TOKYO」の眼鏡フレームですが、当時の伝統製法を完全に受け継ぐかたちで、横浜に「GYARD」として復活しました。

GYARDで生産される眼鏡ブランドは2つ。

オリジナルブランドのGROOVER SPECTACLESグルーバースペクタクルズ」と、ライセンスブランドの「Schott ショット」

GROOVER SPECTACLESは、国内外の限られたショップのみで展開されています。

Schottは、問屋さんを経由し、多くの販売店で展開されています。

デザインを行うのは、自身も眼鏡店を経営されている中島正貴氏です。

中島氏のデザインは、個性的なコレクションが多く、ビジネススタイルに良く合う眼鏡では決してありません。

羽根のアイコンや、アップブリッジ、ビッグサイズのラウンド型など、他のブランドと一線を画しています。

眼鏡店よりアパレルショップでの販売実績が高い事も、今までマーケットになかったジャンルである事がうかがえ、中毒性の高いデザインはファンを確実に増やしています。

クラフトマンは、キャリア50年以上を誇る渡邉修一氏です。

渡邉氏は、かつて東京にあった「敷島眼鏡」のクラフトマンで、数々の受賞歴があり、プラスチック眼鏡職人としてはNo.1との呼び声も高い最上級マイスターです。

「ダブルリムリング製法」という、フレームの枠の中に、もう1つ別にリング状の枠を設けた独自の製法は、渡邉氏が1960年代に開発しました。

他のブランドよりも、手作業によるカッティングが多く入り、手間と時間を掛けて行う磨き上げの工程は、敷島眼鏡から継承しています。

日本では、ブランドが自社工場を持つことは稀です。

市場には、パーツなどを海外で生産し、日本で組み立て「MADE IN JAPAN」と明記して販売している眼鏡フレームが多く存在します。

GROOVER SPECACLESは、自社工場GYARDを持つ事で、トレーサビリティを明確にしており、純国産ブランドと言えます!

新しい独創性の高いデザインと、日本最古の伝統製法がうまく融合した、非常に珍しい眼鏡ブランドがGROOVER SPECTACLESなのです。

実際にGYARDを視察させて頂いた際、デザイナーとクラフトマンの信頼関係の強さがうかがえました。

その後、是非、オードビー大阪でも取り扱いをしたいと志願したのです。

自分自身も365日、GROOVERの眼鏡フレームを愛用しています。

最初は尖って見えたデザインも、今ではすっかりと馴染み、顔の一部です。

ファッション性が高いデザインなので、視力が良い方にも伊達眼鏡としてや、カラーレンズを入れてサングラスとしてもお勧めです!

是非、店頭で色々なモデルをお試し下さい。

オードビー大阪 難波