プリズム処方のレンズ

人は左右の眼がそれぞれ違う角度から物を見ています。

その後、脳内で1つの像となり、物を立体的にとらえる事ができます。

左右の眼の視線が正しく目標に向いている人もいれば、がんばって調節している人もいます。

中には調節が苦手な人もいて、像が2つに分かれて見えてしまう方もいます。

誰にでも視線を向ける角度には得意不得意があり、レンズで補助してあげないと、うまく物が見れない人もいるのです。

ここからは少し専門的な話になります。

苦手な方向にある像を、レンズのプリズム作用を使い、得意な方向へ像を移動させる方法があります。

最近お受けしたお客様の眼鏡で、内寄せ(鼻側)が得意で、逆に外寄せ(耳側)が苦手な方のレンズをご紹介したいと思います。

<処方箋>
PD 65mm
R SPH -1.25 BASE OUT 6 PRISM
L SPH -1.25 BASE OUT 6 PRISM

お選び頂いたフレームをお客様のお顔に合わせてフィッティングをした後、真っ直ぐ前を向いた状態の眼の位置を、あらかじめ計測しておきます。

ほとんどのレンズメーカーさんが、5 PRISM までが製作範囲。

処方箋の指示では、6 PRISM 必要なので、残りの足りない 1 PRISM はレンズの中心をズラして入れる方法をとります。

6 PRISMが、眼の位置に正しく入るように計算してレンズをオーダーします。

もちろん、完全オーダーメイドレンズになります。

特殊なレンズなので、お店に納品されるまでに2週間掛かりました。

当店にてレンズをフレームに合わせて加工します。

プリズム処方のレンズ

プリズム処方のレンズ

プリズム処方のレンズ

プリズム処方のレンズ

プリズム処方のレンズ

今回のお客様は、お仕事で丈夫な眼鏡が必要との事で、耐衝撃性の優れたフレームへ、レンズもフレームに合わせて、ハイインパクト素材を使用しました。

無事にお渡しが完了し、距離感の違いも問題が無く、仕上がりにご満足頂けました。

度付きスポーツグラスを製作する上でも、必ずプリズム作用を考慮しながら、レンズをオーダーします。

眼鏡屋として当たり前ですが、普段の生活で使用する眼鏡も、お客様それぞれに合わせたレンズの製作を心掛けております。

頭痛や肩こり、目の疲れ、焦点が合わせ辛いなどの症状でお困りのお客様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さいませ。

オードビー大阪 難波