日本の眼鏡づくり

お店の名前が「サングラスプロショップ」と謳っていますので、普段掛ける眼鏡フレームはやっていないと思われてしまう…。

いえいえ!サングラス同様、情熱を持って眼鏡フレームも取り扱っておりますよ!

という事で、日本の眼鏡づくりのお話を。

日本の眼鏡の産地として有名なのは「福井県鯖江市」です。

日本の眼鏡づくり

国内の眼鏡フレーム生産において、なんと96%のシェアを誇ります。

鯖江産の眼鏡フレームは、熟練した職人の技術によって、高品質の眼鏡に仕上げられる為、海外のデザイナーやバイヤーからも人気があります。

チタンや形状記憶合金を、眼鏡フレームへ採用したのも鯖江が世界で初めてで、技術革新の分野においても注目され続けています。

日本の眼鏡づくり

対極的に、メガネ市場には中国産のリーズナブルな価格帯の眼鏡フレームがあります。

価格が安い為、色々なデザインのものを複数所持して楽しめるので、若い世代に人気があります。

鯖江の職人が行う作業を機械が行うので、大量生産が可能であったり、人件費が抑えられる為、その差が価格に違いを生みます。

では、品質の部分の差はどれくらいなんでしょう?

昨今、中国の眼鏡工場の技術も高く、パッと見ただけでは違いがわからない程です。

ですが、些細な部分で違いが生まれます。

例えば、セルフレーム(プラスチック製)の場合、「磨き」という行程に差が生まれます。

日本の眼鏡づくり

最後にパパッと磨くだけと、丁寧に何度も磨くのとでは、見た目の艶に違いが出ますし、余計な部分まで磨いてしまったり研磨してしまえば、耐久性にも差が生まれます。

細かくチェックしては磨き直し、何度も同じ行程を重ねる事で、どの角度から見渡してもフレームの生地の差異が無いように仕上げていきます。

繊細な職人の感覚や、長年培った経験が、品質の差に現れるのです!

そんな鯖江産の素晴らしい眼鏡も、現在は後継者問題や、低価格路線を余儀なくされ、廃業を決める工場も増えていると聞きます。

価格競争に押されている部分でいえば、売る側も鯖江産と中国産の違いを、消費者にちゃんと伝えきれていない責任もあります。

手間と時間を掛け、職人が1本1本丁寧に仕上げていく眼鏡フレームは、決して安い価格で提供できません。

実際に手に取って掛ける機会が増えれば、価格の違いを理解して頂けたり、今まで感じる事が無かった眼鏡の魅力に気付かされるのではないでしょうか。

日本の眼鏡づくり

次回は、鯖江ではなく、失われた最古の「東京眼鏡」をご紹介します!

オードビー大阪店 難波