メガネレンズの紫外線カットはもはや当たり前で、レンズの素材自体に紫外線カット機能を練り込んである為、半永久的にその効果が失われる事はありません!
紫外線カット以外に、液晶画面などから出る青色光をカットするブルーカットレンズも、今ではメガネレンズの定番となりました。
その他に、人が一番眩しく感じる黄色の波長をカットするレンズ(ネオコントラストやsight585)も、以前ブログでご紹介させて頂きました。
そして最新のメガネレンズでは、「近赤外線(IR)カットレンズ」というものがあるので、ご紹介したいと思います。
日常ではあまり耳にしない近赤外線(IR)ですが、男性よりも女性の方には馴染みがあるようです。
女性が紫外線対策として、お化粧の下地や、肌に塗る日焼け止めクリームがあります。
日焼け止めクリームのパッケージには、「SPF30」や「PA+++」などの表記がありますよね?
すでに、ご存知の方も多いと思いますが、紫外線B波を防ぐ指標をSPFで表し、紫外線A波を防ぐ指標をPAで表わします。
「SPF50+」と「PA++++」が、紫外線防止効果が最も高くなります。
そして最新の日焼け止めクリームには、SPFやPAの他に「IR+」と表記されているものがあるのです!
近赤外線(IR)は、紫外線A波やB波よりも波長が長く、肌の奥深くまで到達することで、肌のたるみ(シワ)の原因となる事がわかったのです。
女性のエイジングケアとして、紫外線と近赤外線をセットで防ぐことが、将来的に健康な肌を手に入れる事に繋がるのです。
日焼け止めクリームは肌に塗れても、目に塗る事はできません!
ですが、メガネやサングラスを掛ける事で、簡単にエイジングケアができるのです。
最新のメガネレンズには、紫外線カットの他、近赤外線カットを施したものがあり、ブルーカット機能もセットにしているメーカーさんが多いようです。
●東海光学「エターナルスキンコート」
●セイコーオプティカル「美ケアコートUVP」
●伊藤光学「IRブルーカットコート」
●イトーレンズ「IR-SKYⅡコート」
今回の女性のお客様にご提案させて頂いたレンズは、東海光学のエターナルスキンコート。
さらに、目の健康を守る目的として「ルティーナ」と組み合わせて製作しました。
お仕事でも掛けられる様に、まずはカラーを入れず透明で製作しました。
問診の中で、もともと紫外線アレルギーをお持ちで、目の疲れからくる頭痛に悩まされているようです。
最新のレンズで、今後の経過を見ながら、度数や、機能、カラーを試しながら、少しでも症状が緩和できるようにお手伝いできればと思います。
スポーツ以外に、日常生活で活躍する機能的レンズも、いろいろと取り揃えております。
サングラス以外の日常のメガネも、お気軽にご相談下さいませ。
※最後に、青色、黄色、赤色の波長がすべて悪いものではなく、どれもが人体に必要な光線であり、近赤外線も、使い方によっては医学的にプラスに働く光線です。
オードビー大阪 難波